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闘う者たちへの挽歌・考(1)◆虞美人

久々にブログ再開するにあたって何からどう書いていけばいいかと悩みつつ、
初日公演を見、友人やTwitterで意見交換をしてみましたけれども。
書きたいことがいっぱいあるんだけどうまくまとまるまでは時間がかかるかもしれません(いつも通りやん)。

普段ならキャラ萌えが先走ってるところなんだが、役者への愛語りはとりあえず置いといて、脚本・演出から

良い処も悪い処もひっくるめて木村作品が真面目に好きな自分を再認識した。
キムシンの演出が好きな自分は多少電波な脚本も全然許容範囲。

破綻させてナンボの木村先生がノーマルな作品を作ったところに驚き(笑)
役者がどうのこうの、以前に、キムシンとしてどうなのか、を考えこんでしまった。

今までの不評を踏まえてなのか、
木村信司は今回、木村節を相当セーブしているように思う。
本人が大人になっちゃったのか、ストッパーがいたのかはしらんが。

その1、電波ソングがない。
スゴスゴつよつよ欲しいものをいってごらんカエサルはえらいえらい愛しているどうしようもなくどうか僕とどうか僕と結婚してください・・・とか歌わない。
プリティ一花の「愛・愛・愛」は昔の歌らしいので除く。

女好き劉邦にはがっちりモテモテソングがくるはずだと思ってたよオイラ!

その2、押し付けがましい民衆の叫びや平和主張がない。
あるんだけどね、いちおう。でもそれは戦況における和解策であって、
エチオピアの滅びをみたアイーダの嘆きとか、
キリスト教に迫害されたユダヤ人とか、
脚本上の善悪の対立から主張されるものじゃない。

四面楚歌のあたりで、戦いに疲弊した兵士たちが脱落してく悲惨さをもっと項羽に訴えたりすると思ってたよオイラ!
それが派手であれば派手であるほど、ラストへの効果があるわけでね。




今回、戯曲版ではなく司馬版「項羽と劉邦」の小説を読んで挑んだのですが(正確にはあとちょっとで読み終えるとこまで)もちろん戯曲と小説では構成が異なるとはいえ、怖れていたたぐいのオリジナル要素(笑・お兄ちゃんとかお兄ちゃんとか!)もなく、展開は忠実だったんじゃないかなあと思う。だからその意味では安心して下さい(笑)

中国キャラにはあまり詳しくないので項羽と劉邦、虞美人達がどういうキャラなのがデフォルトなのかは判らないけど、司馬版のイメージからはそんなに離れてなかったと思う。

ただ、天下獲りレースの戦国混乱期を描いてた割に、不思議と全体的にフラットな印象だった。

虞と項羽のラストはさすがの盛り上げ処で、アホほど涙しましたけども。

そこへたどり着くまでがどうにもこうにも平坦というか、
いや起こってる事象は色んな人が死んだり負けたり勝ったりしてる筈なんだけど
ぜんぶ「説明台詞」になってるのがいちばんの原因じゃないだろうか。

ここで脳裏に浮かぶのはやはり1年前の「太王四神記」で、
今考えれば驚くほどアクションで表現された演出だったなあと思うし、迫力もあった。

確かに「太王四神記」より難しい題材なんだろうなと感じた理由を、私なりに書きだしてみると、こうなる。



【覇王を望んだ人】→ホゲ・項羽
【周りの人達によって思わぬ立場になってしまった人】→タムドク・劉邦
と置き換えれば、同じ対立構造にみえる(キャラ立ては全く違うけどね)。

しかし、これには問題があって、テサギが「タムドク派・ホゲ派」の明確な2派対立だったのに対し、
「虞美人」はいわばリアル戦国時代、下克上万歳の世界だ。

■「項羽の、勇猛さを引き立たせる為の部下たち」
(イルスやチョクファンのような)

■「劉邦の、人を惹きつける人柄を引き立たせる為の部下たち」
(コ将軍やスジニやヒョンゴのような)


↑コレが足りないが故に、いったい今、何と戦っているのか、舞台で一見しただけではわかりにくいような気がする。

序盤は秦帝国を倒すために、項羽と劉邦は共闘し、義兄弟ともなるわけですが、
その後は天下獲りレースとなるふたりの対立、その心情の流れがうまく伝わるにはもう少しの書き込みが必要だとおもうんですよねえ。




・・・夜中に書いてるのでうまく整理できてませんがとりあえずUPします。

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